Nothing Gold Can Stay

 

 

 

月曜はトランプラリー継続。

Russell2000は過去最高値に一歩届かずだが、Bitcoinは呆気なく$90000目前まで急騰。

しかしNasdaq、S&P500はほぼ天井で、BTC以外の銘柄はこの日で上昇一服。

 

そして週末はSQ。

特に半導体株安が響き、Nasdaq中心に下に持って行かれる。

 

CPI、PPIに続き、輸入物価指数、NY連銀製造業景気指数、小売売上高も市場予測を上振

れ10年債金利は一時4.5%を突破。

 

 

 

 

Nasdaq 100 Dec 24 (NQ=F)

 

最も上値が重かったNasdaq100。

現在30MA上で止まっているが、日足MACDは陰転し始めたばかり。

近い内に50MA水準まで下落する公算は大きく、今月中に100MA、なんだったら200MA

まで下落しても何ら不思議ではない(下落幅は6%程度)。

 

 

当然金利高は小型株には逆風、トランプ銘柄と囃され爆騰したが上昇分をほぼ帳消し。

 

Russell 2000 (^RUT) *1時間足

 

ではトランプラリーは終息したのかというとそうでもない。

Teslaは逆風のニュースにもめげず週末は持ち直し、30分足100MA支持に短期トレンドは

崩さず、もう一段高狙える構え。

 

Tesla, Inc. (TSLA) *30分足

 

トランプ銘柄一番の有望株*1のBTCもTeslaと似た様なチャート。

10万ドルを目指すそうなので、そこへ向けて今年最後のチキンレースになるだろう。

 

Bitcoin USD (BTC-USD) *1時間足

 

ついでに言うと、金融株も調整色はまだない。

 

The Financial Select Sector SPDR Fund (XLF) *1時間足

 

斜陽銘柄

 

BTCに資金を吸われるかのように弱含むゴールド。

今年35%のパフォーマンスを上げたが、週足でダウントレンドに入った可能性がある。

 

Gold Dec 24 (GC=F) *週足

 

同じく今年40%以上急騰した寵児半導体指数。

最近はNvidiaが高値更新しても殆ど連動せずトレンドラインギリギリ。

 

PHLX Semiconductor (^SOX) *週足

 

月足MACDも陰転間際で日経平均によく似たチャート*2

来週はNvidiaの決算だが、好決算で撥ねても、無慈悲な吹き値売りでそこが相場の天井

なんて展開もあり得る。

 

2021年の記憶を辿ると、真っ先に最高値を付けたのがBTCで11月10日。

Nasdaq100は11月22日、S&P500は2022年1月4日。

BTCを先行指標に株式市場の崩落の予兆を先取り出来るかも知れない。

 

ちなみにBTCが明確にトレンドラインを割ったのは2022年最初の週。

 

※ 週足50MAがトレンドラインだった

 

 

 

https://www.isabelnet.com/wp-content/uploads/2023/06/SP-500-and-Combination-of-Forward-PE-VIX-Bullish-Sentiment.png

 

https://www.isabelnet.com/wp-content/uploads/2019/07/NAAIM-Exposure-Index.png

 

https://www.isabelnet.com/wp-content/uploads/2021/09/U.S.-Household-Equity-Ownership-as-of-Net-Worth-vs.-SP-500.png

 

 

 

 

*1:株じゃないけど

*2:日経平均半導体指数擬きなんだが