2024-01-01から1年間の記事一覧
笑い話では済まない ここ2、3ヶ月でNISA損切りを扱ったYOUTUBE動画をいくつも見掛けましたが、ネタと して消費されて終わりというのは勿体ない、きっとコメント欄には金融リテラシーの高 い人達の有意義な知見が寄せられていて、そこから学びを得ることが出…
6/21はMSQ(トリプルウィッチング)だったこともあり、前日20日にNVDAは140ドル Nasdaq100は20000、S&P500は5500という心理的節目到達で反落しました。 6/20 6/21 現時点での下落幅は大したことはないですが、来週以降の動きには少し警戒した方が良 いかもし…
気が早い 今や「億り人製造機」などと持て囃されている NVDA ですが、企業業績は今後も順調に 成長していくでしょうが、そのストーリーというか、モメンタムの賞味期限は残念なが ら、一般的な投資家が期待するよりずっと早い時期に到来するものです。 市場…
6/12 CPIは穏当に通過するも、FOMCは金利見通し引き上げ。 米CPIコア、2カ月連続でインフレ抑制示す-FOMCに朗報か - Bloomberg FOMC、金利据え置き-24年の利下げ回数わずか1回と予想 - Bloomberg https://www.federalreserve.gov/monetarypol…
経済指標ラッシュ まず月曜、ISM新規受注弱い、景気指数弱い 金利低下~からの 株高~ならず ついでにGDPNowも大幅下振れ 結局場中で回復するんだけどDowは弱い、金利下がれば助かるはずのRussellも不振 ついに景気後退警戒モードか 続いて火曜、楽観指数もJ…
Sell in May? 日経平均先物 *日足 上値は50MAに抑えられっぱなしのまま、一時的ではあるが前回サポートだった100MA を割る局面があった。 36000円台までの下落シナリオが徐々に濃厚になりつつある。 金利上昇が最大の重石だが、今の折り込みはやや性急のよ…
地球上の全株価指数の命運を握る Nvidiaの好決算で市場のセンチメントを一段と高揚させるかと思いきや… 市場が開く前に発表されたPMIが上振れ、金利が上昇したというのも一因ではあるが… 米総合PMIが上昇、22年4月以来の高水準-インフレ再加速 - Bloombe…
買われてもすぐ売りが降ってくる日本株は青息吐息で200MA奪還。 Nikkei/Yen Futures,Jun-2024 (NIY=F) *四時間足 国債買い入れ減額、利上げ観測が上値を抑えているようだけど。 日銀が国債買い入れオペ減額、5年超10年以下-金融正常化 - Bloomberg 日銀国…
週の振り返り Nasdaq100は順調に200MAに到達、更に上値抵抗ラインも突破する勢い。 Nasdaq 100 Jun 24 (NQ=F) *四時間足 しかし疑似Nasdaqの日経日平均は200MAで跳ね返され、方向感定まらず。 Nikkei/Yen Futures,Jun-2024 (NIY=F) *四時間足 金曜23:00発表…
失敗と向き合うのは良いこと ちょっと前からちらほら聞かれる「新NISAを早々に損切りした人たち」の話ですが、実 際そういう人がどれほどいるかはさておき、今は金融リテラシーの高い人たち*1の物笑い の種として消費されているだけで済んでいますが、今後本…
株式市場は予定調和的展開 ISM製造業・非製造業等の景気指数は市場予測を下振れるが 雇用コスト、価格指数等のインフレ指標は市場予測を大きく上振れ。 しかし煮え切らないFOMCと弱い雇用統計を経て、金利はなんとか4.5%まで低下。 CBOE Interest Rate 10 Y…
第一生命経済研究所が2013年5月に掲載した「5月23日の株価暴落からの教訓」が今日の 日本株にも当て嵌まるように思えるため、書き留めておきたい。 ファンダメンタルズから見た類似点を記事より抜粋 ・株価上昇ペースが速すぎたことで、高所恐怖症に陥ってい…
SMCI決算待ち 区々な決算、経済指標に振り回されながら4時間足100MAまで反発。 年初からのトレンドラインであった200MAを有意に奪還出来るまでは、上昇トレンド継続 と見做すのは早計。 いつものNasdaq100(先物)のチャートを見ると Nasdaq 100 Jun 24 (NQ=…
4/19市場の振り返り ここ最近一番不調だったDowはプラス、半導体銘柄とNetflixが大きく下げた影響で Nasdaqが大幅に下落。 全面大幅安にはなっていないので、地政学リスクが尾を引いている感じではなさそう。 しかし市場の雄だったNvidiaは10%マイナスと3/8…
恙無く調整 今週の振り返り用の資料をいくつか用意していましたが、急速な展開のため不要になり ました。 アメリカの経済指標が強いだとか、それに伴い長期金利が上昇だの地政学的リスクが どうだのASMLやTSMCといった半導体銘柄の決算のガイダンスが悪かっ…
「暴落」でも「買い場」でもない 4/12の米国株は、値幅は大したことないが揃って下落。 原因はインフレ。 まず4/10に発表されたCPIの数値が市場予想を上振れした。 当然長期金利も急騰し、その日は金利に敏感なRussell 2000などは3%近く下落したが 翌4/11はN…
新年度入りを契機に、折り目正しく相場に変調の兆し。 まずは日経平均。 Nikkei/Yen Futures,Jun-2024 (NIY=F) *四時間足 ① 期初の需給要因により、3月MSQ(3月8日)以来再度50MAを割った後、② 200MA に下支えされ力強く反発したように見えたが50MAが上値抵…
最初、「『複利』も『含み益バリア』も幻」としようと思ったのですが、流石に複利ま で虚構であるかのように斬り捨てるのは思い留まり、「含み益は幻」という常套句を捩 って掲題としました。 「ドルコスト平均法」と併せて、投資初心者への誘惑材料とされる…
酩酊相場はいつまで続く 人によってタカ派かハト派か解釈が分かれる結果となったFOMC。 2025年以降の金利水準が上方修正された点から鑑みれば中長期的にネガティブ。 Fed Remains On Hold, But 'Dots' Reveal Hawkish Bias | ZeroHedge FRBは2024年の利下げ…
✨ 今や米国株投資家なら誰でも知っているNvidia。 余りに手垢が付き過ぎて、手垢の重みで上がれなくなっているようなので、少し引いた 視点から観察してみようと思います。 株価チャートだけ見るといかにもバブルのように見えます。 実際、ドッコムバブル期…
MSQ前の一幕 魔の水曜日は回避したと安堵した矢先、翌日の場中に40500目前にして寄り天で急落。 金曜のMSQ当日も、40000だか30MAだかに上値を押さえつけられ騰勢を殺がれる。 Nikkei 225 (^N225) *一時間足 上掲の現物チャートでは、2月以降の青の50MAを下値…
概ね行き着くところまで行き着いた感じですが、週末のMSQまでに40500辺りまで走り そうではあります。 その前に、魔の水曜日で一波乱あるか。 日経225オプション手口 | 投資の森 4月限の建玉を見る限り、変なのを除いて一番多いのは35000のプット。 ファー…
妥当PERにどれほどの意味があるのか 日経平均株価:PERチャート | 投資の森 過去を振り返ると特殊な時期を除けば、概ねPER11~17ぐらいで推移しているというのは 事実ですが、今がどのフェーズか考えることには、それなりに意味があると思います。 Nikkei 2…
今の株価は高いと感じてしまってるやつは本能的に長寿タイプ 日経平均の1989年末時点のPERは60~70倍だったそうですが、それと比べて2月22日現在 のPERは16.47倍。 これを以て、「今はバブルじゃない」という意見を其処彼処で見掛けるたび蟠りを覚える ので…
材料出尽くしで閉幕か Nvidiaの好決算を受け、日経平均も1989年の史上最高値を無事更新。 くす玉も間に合って目出度し。 日米株ともに連日のように高値更新、それもかなり早いペースでのラリーとなると必ず と言って良いほど囁かれる「バブル」という漠たる…
2023年に株高を齎したもの 結論から言うと「利下げ期待」「AI」「流動性」です。 「堅調な経済」を加えたいところですが、そもそもM7以外の業績が冴えないという理 由でM7に資金が集中していたという事情があるので微妙です。 「Dow指数」は最高値を更新して…
S&P5005000 恒大集団が破綻しようが、各国に商業用不動産の焦げ付き懸念が飛び火しようが、そん なことは過去のニュースとばかりに市場はジリ高基調を崩さず。 テスラがM7から陥落したり、Googleが冴えない決算で売られたりと区々ではあります が、バリュー…
Magnificent 7が失速し、強気シナリオも一服するかと思った矢先、またも半導体フィー バーを追い風にS&P500もついに史上最高値に到達という、ある意味今の相場を象徴す るようなドラマチックな展開に。 高値警戒感はありますが、リスクは取れるうちに取って…
マネーリテラシーの講釈を見聞きしているとよく出てくる「複利」の話。 特に初学者に投資の魅力を語る際に、必ずと言って良いほど持ち出されるのですが 「株価は長期的に右肩上がり」とセットで使うと、投資初心者のスケベ心をくすぐるの に大いに役立つよう…
経済評論家の山崎元氏ご逝去の報に接し、謹んで哀悼の意を表します。 山崎氏と言えば最近は専ら、「真摯にオルカン推しの人」(≒個人投資家の味方)のよ うな印象で語られるような風潮に思うところもあり、当ブログでも度々同氏の記事を引 用させて頂きまし…