Nvidiaは好決算でも市場の期待を超えられず下落するも、堅調な経済指標を受け、Dow
は最高値、S&P500も最高値間際を維持。
しかしNasdaq100は50日線(青)を超えられず、MACDもデッドクロス間際。
Nasdaq 100 Sep 24 (NQ=F)
日経225は急落前水準まで戻したが、同様に50MA(100MA)が上値抵抗。
そしてそれら中期移動平均線は下向きなので、上値を追う展開は想定しづらい。
更に月足を見ると5MAが上値抵抗、MACDもかなり高いところでデッドクロスに向かう
様相なので、ここからは30MA(黄色)に向かって調整していくように見える。
流動性の潤沢さを計る上で参考にしているBitcoinはこの通り冴えない動き。
例年軟調な9月相場も、現政権勝利の年は9月は堅調だというアノマリーがあるそうだ。
とは言え、株価が最高値付近にあるのに、更に欲張って上値を期待するというのはリス
クの取り方として旨味があるようには思えない。
むしろ民主党が思わぬ苦戦を強いられる、または経済指標が存外強く、利下げ観測が遠
退くなどダウンサイドシナリオを警戒した方がいいんじゃないかな。
冒頭に掲載したものなどはその兆候が見られるし、金曜夜発表のGDPNowも市場予想を
大きく超えている。
トランプ氏の健闘を見込むなら、こういった銘柄が面白いかもしれない。
Trump Media & Technology Group Corp. (DJT)
小売業者の苦境は続く
富裕層をうまく取り込めたWalmartやCostco以外の小売業者のいくつかはコロナ以前の
水準まで後退している。
ダラー・ゼネラルが急落、見通しを下方修正-主要顧客の支出が伸びず - Bloomberg
Five Below, Inc. (FIVE) *月足
Big Lots は、伝えられるところによると、消費者の低迷の中で破産を検討
メイシーズ、通期予想の「大幅削減」で急落。ゴールドマンは消費者の弱さが続くと予想
消費者の慎重さが原因とされる予想を下回る四半期決算を受け、メイシーズは通期の
売上高見通しを、前回予想(5月31日時点)の229億ドルから223億ドルから221億ドルから
224億ドルに引き下げた。
またGDPは市場予想を上振れしたが、GDI(国内総所得:Gross Domestic Income)との
乖離はさらに広がった。
貯蓄率も十数年来の低さ。
The consumer is done: the savings rate is the 2nd lowest of the post QE era. https://t.co/USDHG5Dbw9 pic.twitter.com/TLmFfL4Rh9
— zerohedge (@zerohedge) 2024年8月30日
BNPL事業者であるAffirmは好決算を発表。
貯蓄はなくとも消費を支えるツールはまだ尽きないようだが、それは良いことなのか。
「景気後退が米国を襲うと感じている」 - ダラス、リッチモンド、フィラデルフィア連銀が不況を調査
実際の設備投資は弱く、新規受注は急落し、従業員数は激減しています
さて、不況は来ないのだろうか?