ンモー、すぐ図に乗るー
パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は利下げ観測へのけん制を試みたが、市場は
それを振り払う格好となった。
金利スワップ市場に反映される3月FOMC会合での0.25ポイント利下げ確率が上昇し
5月の利下げは完全に織り込まれた。さらに、来年12月までの利下げ幅は1ポイントを
超えるとも予想されている。
Dowは年初来高値を取ってきていますが、一番跳ねたRussell2000はやっとこさ
週足200MAレベル。
つまり景気がどう転ぶかまだ様子見の段階。
ざっくりまとめ
・個人消費はクレカからBNPLへ、前借り頼みの消費もそろそろ限界か
・その割に消費動向はそこまで強くない、むしろインフレ分目減り?
・特に10月の後半からの減速がコロナショックの頃並
・より安い品を求める志向が強まっている(今後はインフレよりデフレ懸念)
・株高の恩恵で家計純資産は可処分所得比で高水準 ⇒ 今後家計逼迫で資産の
取り崩し(株の売却)が始まったら売りが売りを呼ぶ流れに?
・地銀は3月の破綻ラッシュ以来BTFPは拡大中、米国債含み損、クレカローン延滞
過去最悪、商業用不動産ときな臭い問題を複数抱える
まず来週、12/8金曜日の雇用統計がどう出るか。
失業率が4%に乗るとサーム・ルールが意識され市場が必要以上に動揺するかも。
11/30日発表の新規失業保険申請件数は市場予想より悪い結果でした。
米失業保険、継続受給者数が2年ぶり高水準-再就職の難しさ示唆 - Bloomberg
クリスマスラリーは?
これらの分配が行われると、市場に悪影響を与える可能性があります。
これは、出来高が少なく、市場が買われ過ぎている場合に特に当てはまります。
このように、夏場の株式市場の調整局面からの前進の中で出来高は減少しています。
さらに、市場は現在買われ過ぎで、50日移動平均線から乖離しています。
12月上旬は投資信託の分配金捻出の為の売りが降ってくるので調整し易いそうです。
問題はその後、年末に向けてのラリーに乗るかどうか。
乗ったとしてチキンレースの様相が濃厚なので降りるタイミングを考えておかないと。
*S&P 500 (^GSPC) 日足
Nasdaqは29日のお手付き寄り天水準を超えられていません。
そこが今年の最後の高値になるのか。
*NASDAQ Composite (^IXIC) 日足