楽観が戻ってきた
前回、S&P500は4200ぐらいまでは行きそうだ、という話をしましたが、概ねその
ようになってきました。
S&P500 週足チャート
しかしstochasticsも相当高い位置にあるので、日柄的にもそろそろ上昇は一服して
5~6月は下を試す展開になりそうです。
昨年12月の安値が3760、3月の安値が3800ぐらいだったので、単純に見積もって
6月中に3800台半ば辺りで底打ちになるでしょうか。
ショック級の出来事さえなければの話ですが。
S&P500 日足チャート
日足のstochasticsはまだ少し上昇余地があるので、もう一上げ期待出来そうです。
ショートの踏み上げで4200を少しオーバーシュートするような形を予想しています。
キリの良い数字であることと、週足の100MAがその辺りにあるということもあって
4200という数字は節目として意識されているようなので、ここを上抜けると市場の
センチメントが強気に傾きそうですが、月足のstochasticsもそろそろ買われ過ぎゾーン
に入るので、強気もほどほどにしておいた方が良いのかもしれません。
S&P500 月足チャート
悲観的過ぎる展望だとは思いますが
直近のMetaやMicrosoftの決算が好感され市場のセンチメントを押し上げていますが
人員削減して利益を捻出しているだけの対症療法に過ぎず、成長性の鈍化は少なからず
懸念されます。
実際Amazonはそれで決算後下落しましたし、来週のAppleの決算も、もしもコケて
しまったらセンチメントが暗転し、株価調整の転換点になるかもしれません。
先日のじっちゃまの配信でGAFAMの展望について前時代のTech企業であるIBMに準えて
語られていましたが、そうなった場合の株価の形成はどうなるのか、IBMのチャートを
用いて予習してみると
IBM 月足チャート
高値を付けた後の値動きが今のS&P500に通じるものを感じますね。
試しに2003年4月から20年間積立投資をした場合の利益を計算してみると
期間 | ドルコスト | 一括投資 | |||||
元本 | 総資産 | 利益率 | 年平均 | 総資産 | 利益率 | 年平均 | |
2003.4~2023.4 | 157,350 | 166,120 | 5.57% | 0.27% | 238,596 | 51.63% | 2.10% |
* ドルコストは毎週150ドル買付、一括投資はドルコストと同額の元本を2003.4に一括買付
為替、配当等は考慮せず
ドルコスト平均買付の資産変化