見事な仕事だと関心はするがどこもおかしくはない

 

楽観はどこまで?

連日続伸、最終取引日に最高値更新で大団円、となるかと思いきや、流石にそこまで

野放図にあらず。

あるいは、年の始めに高値更新してこそ幸先良し、といったところでしょうか。

 

 

最終取引日は流石に手仕舞い売りが出たようで、マーケット開場直後から売りの展開

でしたが、5日線を割らない水準で買い戻され上昇トレンド継続といった様相。

とは言え、ここから買いで入るのは流石にチキンレースと言わざるを得ないでしょう。

 

 

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ボラティリティーのショートが株式の部分的な代替となる素晴らしいものであることを

人々が学び始める時だ」

 

こういう与太記事が出るところを見ると「そろそろ…」といった感が否めません。

 

 

ソフトランディングはまだしも、ノーランディングを謳う能天気な人々もいるようですが

景気が強いままというのは、ソフトランディングよりもバッドシナリオだということを

理解していないのでしょうか。

 

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問題は、FRBハト派的な姿勢がノーランディングの可能性も高めることだ。

ノーランディグとなれば景気過熱とインフレ継続で引き締め政策の再開が余儀なくされ

一段と深刻なリセッションも招きかねない。

 

利上げというのはそれだけ景気が強いことの表れなので、過度に高金利を恐れる必要は

ないというのはセオリーでありますが、国の財政にしろ個人の懐具合にしろ借金頼み

の空景気では、蛸足配当のボロ株と大差ありません。

 

平均回帰はいつになるか

長期のトレンドラインを見ると、2027年ぐらいまでは、2022年10月の底値を割るリスク

が相応にあるように見受けられます。

 

 

それまでの間、20%以内の調整で凌ぎつつトレンドラインに着地して初めて、ソフト

ランディングを達したと言えるのではないか、と個人的に思っています。